更科 静佳さん×認知症看護認定看護師

一人ひとり生きてきた生活習慣や価値観を理解しニードにあった看護を提供していきたい

更科 静佳さん 8階東病棟(整形外科・眼科)

[プロフィール]
 2010年 入職

更科Ns

Q、専門・認定資格取得を目指した動機を教えてください
A、私の勤務する整形外科病棟では大腿骨頸部骨折や人工股関節全置換術などの手術を受ける70歳以上の高齢者や認知症者が入院しています。老年期は社会や家庭での役割や身体的機能などの様々な変化が起り、特に認知症高齢者は自尊心の低下や喪失体験を経験します。
このような段階にいて、予備能力が低下している高齢者は骨折・入院という因子が加わり、更に予備能力が低下していきます。手術をしなければ寝たきりとなり、手術を受けたとしても大きな侵襲が加わり身体的・精神的危機に直面します。
その二つの狭間にありながら、「また歩けるようになりたい」「車椅子に乗れるまでに戻りたい」と希望を持ち、多くの患者が手術に踏み切り治療を受けています。

しかし、入院という環境は高齢者の不安や混乱を招く環境であり、それに加え疼痛などの身体的苦痛が加わるため行動・心理症状やせん妄が現れやすくなります。そのため、ケアが難しいと感じていましたが、患者さまとのコミュニケーションのなかで自分が大切にしてきた思い出や趣味・仕事などの話をするときの表情や態度から”高齢者“”認知症の人“ではなくその人自身であり、入院とはその人が生きてきた長い生活の短い時間であると感じました。

そのため、一人ひとり生きてきた生活習慣や価値観を理解しニードにあった看護を提供していきたいと考え、認知症看護認定看護師を目指しました。

Q、専門・認定資格をとるまでの研修・勉強について教えてください
A、年間を通じて受けた研修の中でも特に堀内園子先生の認知症ケアセミナーが勉強になりました。
認知症という概念にとらわれず、自分がどう対応されたら気持ちがいいかという視点での看護を学ぶことができました。
また、看護研修学校での講義のなかで学んだ「認知症”その人”の視点にたつこと」と「想像力を働かせること」の視点が、今の仕事にも役にたっています

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