看護師ライフの大事な1年目、しっかり基礎看護能力を身につけられるようプログラムを組んでいます。
●新採用時オリエンテーション
・病院の概要と機能、服務規程、就業規則、コンプライアンス、看護部の概要と機能、感染管理対策、医療安全管理、防災の基本、各部署の紹介、院内見学、接遇など
●感染防止対策
・スタンダードプリコーション:手洗い、手袋・マスク・ビニールエプロンの着脱方法、医療産業物の分別、吐物の処理
・経路別予防策
●看護技術、ME機器の取り扱い
・採血、吸引、輸血ルート接続・滴下調整、車椅子・ストレッチャーの移乗移送
●フィジカルアセスメント①
・フィジカルアセスメントの基礎知識について
・バイタルサイン測定の演習
・基準値を元に得られた数値のアセスメント
・基準値から逸脱した場合の問診やフィジカルアセスメント
●静脈注射①
・静脈注射の特徴
・注意すべき薬剤とその管理・取り扱い
・静脈注射実施に伴う看護師の責任と役割
●リフレッシュ研修
・看護師に必要なコミュニケーションの基本について
・報告・連絡・相談の必要性について
・入職2ヶ月目の振返り
・自己の健康管理について
・自己の今後の課題について
●医療安全①
・新採用者オリエンテーション「医療安全対策」の基礎知識の確認
・KYTシュミレーション
●看護倫理①
・看護倫理とは
・看護者の倫理領域について
・患者の権利について
・看護倫理問題について考える
●急変時対応①初級編
・急変時(心停止)対応に必要な基礎知識(BLS・心電図波形・治療など)
・急変対応のシュミレーション
・気道確保・BVM・心臓マッサージ・緊急コール・記録など
●リフレクション(自己の振り返り)
・実践した看護の振返り
・次年度に向けての展望
●サーフロー針留置
・接続点滴留置針(サーフロー針)の挿入と固定
国立病院機構の卒後教育は、全国143施設で統一された、看護職員能力会発プログラム「ACTyナース」を導入しています。
「理論と技術をもって、想像し、積極的に行動する看護」を実践する看護師の育成を目指し、新人から卒後概ね5年目までに看護実践能力を段階的に習得できるよう計画され、それぞれの目標に向かって日々学んでいくための指針です。